ロードクロサイトの鉱山へ！その③ 日本初公開！？

前回”ロードクロサイトの鉱山へ！その②　雲を抜けて天空の地へ。”のつづきです。

やっとたどり着きました、ロードクロサイトの鉱山"SANTA RITA”。

ここから人々の心を惹きつけるロードクロサイトが世界へと旅立ちます。

今から25年前に発見され、鉱山としてはまだまだ新しいとのこと。

ここまで車で送ってくれた鉱山の持ち主のお父さんが昔近くの鉱山で働いていて、偶然ここを発見されたそうです。 

普段は約7人くらいの作業員がはたらいていらっしゃるようですが、今は作業がストップしているようで誰も居ませんでした。

鍵をあけていよいよ中に潜入です。

犬も一緒に（笑）

鉱山内は以外と空間がなく、幅も狭い通路でした。

5年ほど前にウルグアイのアメジストの鉱山へ行ったことがあるのですが、そこは空間がとても広々としていて、周りを照らすライトも設置してあり作業されている方も沢山いて、そのようなイメージしか持っていなかったのですが、ここはまったく違う小規模な雰囲気でひっそりととしていました。

通路には奥でなにか事故があった時に知らせる為のベルが備え付けてあります。

進んでいくと、右側に採掘された原石がクオリティのいい物とそうでないものに別け無造作に置いてありました。

まるで宝の山のよう（笑）

ドラム缶にはサザレが沢山入っています。

 更にどんどん奥へを進んでいきます。

この様に岩の中で眠っているロードクロサイト。

赤がとても濃いく良質で綺麗なロードクロサイトです。

他にも、青と緑の綺麗なクリソコラの様な鉱物を発見しました。

聞いてみたところクリソコラでは無いと言われました。スペインで"Sulfato"と説明されました。

100mほど行くと突き当たりになり、そこから今度は下へと掘り進められています。

先が全く見えない深い穴でひっそりとしています。

見学はここで終了。

最後に鉱山内の一角にサザレや小さなロードクロサイトの欠片が大量に敷き詰められている場所を案内してもらい、ここに置いてあるのは持って帰ってもいいとの事なので案内してくれた女性の方と一緒に大きくて綺麗な原石を探しました。

ピンク色をした絨毯の上でまるで宝探しをしているかの様に、至福のひと時でした。

できればずっと探していたかったですが、そうもきいませんので泣く泣く下山します。

ちなみに鉱山までは直接車で来れないため、採掘したロードクロサイトはリュックの中に詰めてホテルがある場所まで歩いて下山するそうです。

鉱山に来るまでとても大変でしたが、結果ロードクロサイトにまみれた最高のひと時でした。

でもひとつ言うならば私のスペイン語能力が不十分すぎて、せっかく色々と説明してくれた事も全部理解できなかった事です。。。

インターネットでアルゼンチン産のロードクロサイトをよく見かけますが、ここから(全部ではないですが)採掘されて世界に渡り、そして愛されてるんだと思うと感動もひとしおでした。

次回は鉱山のオーナーのロードクロサイトコレクションをご紹介したいとおもいます。

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